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「坂東太郎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

坂東太郎の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
を深々と天蓋におおって、間道を今度こそは板橋口へ一刻を争うように足を早めました。坂東太郎を暮れ六つに渡って、浦和へ宿をとったのが、もうとっぷりと春の夜もふけた五....
青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
のむこう河岸、江戸の方角からいえば奥州寄りの岸のほとりに一人の座頭が立っていた。坂東太郎という利根の大河もここは船渡しで、江戸時代には房川の渡しと呼んでいた。奥....
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
飯を食った渋川さ。それからもっとこっちの碧いリボンのようなものが利根川さ。あれが坂東太郎た見えないだろう。それからあの、赤城の、こうずうと夷とる、それそれ煙が見....
安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
といって特別な訳があるのではございません。丁度終戦直後、人形界の権威といわれる有坂東太郎先生について人形つくりを始めてから半年程してお嬢さんを亡くした知り合の方....
利根の尺鮎」より 著者:佐藤垢石
、利根川と吾妻川との合流点から上流へ遠征したのである。合流点から上流は名にしおう坂東太郎の激流と深淵の連続である。白井の簗、雛段、樽、天堂、左又、宮田のノドット....