坊城[語句情報] »
坊城
「坊城〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
坊城の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「象牙の牌」より 著者:渡辺温
あんまり有名な方じゃありませんから多分御存知ないでしょうけれど――イヤ、でも僕は
坊城君とは非常に親密な間柄なんだから、清水って名前位は
坊城君からお聞き及びになっ....
「山と雪の日記」より 著者:板倉勝宣
っていた。相変らず、ぶよのなくねがのどかにする。山崎は例のごとく昼寝をしている。
坊城はスケッチで、この美わしい景色を汚そうと骨を折っている。園地と小池と板倉は、....
「五色温泉スキー日記」より 著者:板倉勝宣
暗くなって帰ってくると東京からお連れさんがきたというので、誰だろうと待っていると
坊城と戸田がきた。北里はこないそうだ。今日から室内が大変明るくなった。それがガス....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
《えぼしご》であった山科言継《やましなことつぐ》の日記もある。相当に交際のあった
坊城和長の日記もある。また公家日記以外にも、その文学上の関係からして、実隆につい....
「南蛮秘話森右近丸」より 著者:国枝史郎
万両は愚かのこと、大名になれるかも知れません」 「そうなった日の暁には、この弁才
坊城を築き、兵を財え武器を調え威張って威張って威張ります」 「そうなった日の暁に....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
の宮居もあやうくみえたほどなので、後堀川の大納言、三条の源大納言、鷲ノ尾中納言、
坊城の宰相ら、おびただしい月卿雲客のあわてふためきが、主上をみくるまにお乗せして....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
――即刻そこの囲みを解いて、千種、赤松、足利の敵に当れ、と」 「えっ? 軍令を」
坊城ノ宰相が、おどろきを面にみせた。 「天皇にそんな機能はない。前例としても、朝....