坪当り[語句情報] » 坪当り

「坪当り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

坪当りの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
山羊髯編輯長」より 著者:夢野久作
……じゃチョット後家さんが手離さないでしょ。建物を突込んで千円位でなくちゃ」 「坪当り十六円か。安くないなあ」 「相場だと二十四五円のところですが」 「しかし八....
金魚撩乱」より 著者:岡本かの子
美人として冴え返って行く。 昭和七年の晩秋に京浜に大暴風雨があって、東京市内は坪当り三|石一|斗の雨量に、谷窪の大溝も溢れ出し、せっかく、仕立て上げた種金魚の....
都会地図の膨脹」より 著者:佐左木俊郎
が生活の大半を托していた。 処が、耕作のために年十五円で貸していたその土地を、坪当り月五銭で借り度いと云う借手が出て来た。住宅地にするのである。十五円の貸地代....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
うです。そこへ下宿人をおく算段である由。一円何十銭坪で手ばなしたが、今は建てるに坪当り倍の経費がかかりますから。すぐそばに勝手に土地売買しているのは五十円などと....
私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
中村屋は、間口五間、奥行二間半計十二坪の広さであり、売上げ一日平均七十円内外、一坪当り約六円でした。 当時この店は、売上げに比して、少々広過ぎるくらいでしたが....