垂り穂[語句情報] » 垂り穂

「垂り穂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

垂り穂の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
試みてみたが、無論落第ものの標本であろう。 紅緑の花咲く蓼や秋の色 水際に蓼の垂り穂や秋の晴れ 我が姿水に映つして蓼の花 一川の岸に穂を垂る蓼の秋 秋深けて冴....
黒田如水」より 著者:吉川英治
板の上から眺めて、 「ああ、ことしも秋の稔りはよいな」 と、路傍の稲田の熟れた垂り穂にうれしさを覚え、朝の陽にきらめく五穀の露をながめては天地の恩の広大に打た....