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垂訓
「垂訓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
垂訓の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「聖書の読方」より 著者:内村鑑三
束である、聖書は約束附きの奨励である、慰藉である、警告である、人はイエスの山上の
垂訓を称して「人類の有する最高道徳」と云うも、然し是れとても亦来世の約束を離れた....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
師が平素から、子供を教養することの出来ない者は子を設けてはならぬと言われておった
垂訓にも悖《もと》るものであり、またこの容易にして且つ危険のない脱獄を試みないの....
「再び科学的精神について」より 著者:戸坂潤
衆の伝統上、許すことの出来ないもので、日本の民衆は科学的精神を欲するものでないと
垂訓するのであるから有難い迷惑である。 そこで科学的精神に対立するものとして、....
「学生と教養」より 著者:倉田百三
いかようにせよ」「いかようにす」など命じ得るのみである。たとえばキリストの山上の
垂訓にあるように、「隣人を愛せよ」とか「姦淫するなかれ」とか発言することができず....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
るようである。しかし所詮、彼らは裏街の小さな教祖であって、表通りへ進出し、山上で
垂訓するような大教祖には、とてもなれないと私は鑑定している。 ....
「その人を知らず」より 著者:三好十郎
、この、掟だねえ? 人見 は?……はい。(ガタガタふるえ出している) 伴 山上の
垂訓とか、いうやつさ。さがしたが、見つからん。(テーブルの上の小形の本をいじくる....
「論語とバイブル」より 著者:正宗白鳥
、こんな争論の種ともなる曖昧の言論を播《ま》いた責任は免れようがない。 山上の
垂訓は耶蘇の道徳観を述べ尽したのであるが、不条理の点が多い、第一「貧しき者は幸な....