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「垢衣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

垢衣の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
雪の白峰」より 著者:小島烏水
かっきり》と、白銀の玉座を高く据えたのを見て、その冴え冴えと振り翳《かざ》す白無垢衣《しろむくえ》の、皺《しわ》の折れ方までが、わけもなく魂を織り込もうとするの....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
釆が大変だ。頬が落ちこけて、鼻が突んがって、眼光|竜鬼の如しとある。おまけに蓬髪垢衣、骨立悽愴と来ていたんだから堪らない。袖を引かれた女はみんな仰天して逃げ散っ....
西航日録」より 著者:井上円了
舎は実にロシア民家の特色なり。一見すべて貧家の状態あり。これに住するものは、多く垢衣跣足、東洋然たる風致あり。 今日の旅汽車にて走る太平洋 雲烟漠漠望茫茫、水遠....