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埴生の
「埴生の〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
埴生のの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
蝦蟇である。とにかく、地借の輩だし、妻なしが、友だち附合の義理もあり、かたがた、
埴生の小屋の貧旦那が、今の若さに気が違ったのじゃあるまいか。狂い方も、蛞蝓だとペ....
「南地心中」より 著者:泉鏡花
へ徐々帰った。その状が、人間界へ立帰るごとくに見えた。 池は小さくて、武蔵野の
埴生の小屋が今あらば、その潦ばかりだけれども、深翠に萌黄を累ねた、水の古さに藻が....
「星女郎」より 著者:泉鏡花
うである。 処へ、横雲の漾う状で、一叢の森の、低く目前に顕われたのは、三四軒の
埴生の小屋で。路傍に沿うて、枝の間に梟の巣のごとく並んだが、どこに礎を据えたとし....
「四日間」より 著者:ガールシンフセヴォロド・ミハイロヴィチ
。一体何者だろう? 俺のように年寄った母親が有うも知ぬが、さぞ夕暮ごとにいぶせき
埴生の小舎の戸口に彳み、遥の空を眺ては、命の綱の※人は戻らぬか、愛し我子の姿は見....
「ヰタ・セクスアリス」より 著者:森鴎外
は恐れ入った。そして正直に埴生に、料理屋へ連れて行かれた事を話した。しかしそれが
埴生の祝宴であったということだけは、言いにくいので言わなかった。 埴生と絶交す....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
かつて日本の小作農生活を見に来たときに、越後の或る篤農家は彼を案内して、いわゆる
埴生の小屋の奥に、金色の阿弥陀様の光美しく立つ光景を見せ、また百年勤続の小作人の....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
して、彼一人、兵の影に従いて奥曲輪の路地を曲がって行った。 荒土で塗りたたいた
埴生の小屋みたいな穴口が幾つもあった。上は夜空へ高い櫓組みとなっている。 その....