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「堀部安兵衛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

堀部安兵衛の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
硝子戸の中」より 著者:夏目漱石
倉屋《こくらや》という酒屋もあった。もっともこの方は倉造りではなかったけれども、堀部安兵衛《ほりべやすべえ》が高田の馬場で敵《かたき》を打つ時に、ここへ立ち寄っ....
口笛を吹く武士」より 著者:林不忘
武林は、大阪にかくれていた原惣右衛門、京都に潜んでいた片岡源吾、それから、江戸の堀部安兵衛らと、ひそかに、あちこち往来して、一挙の時期を早める硬論を唱道してきた....
四十八人目」より 著者:森田草平
るものは、さきに大石と同行した奥野将監を始めとして、小山、進藤の徒であり、後者は堀部安兵衛、奥田孫太夫などの在府の士、並びに関西では原総右衛門、大高源吾、武林唯....
安吾武者修業」より 著者:坂口安吾
云っていられない。ただもう実用一点ばりの剣術だ。 馬庭念流の門弟中で名高いのは堀部安兵衛だ。越後の新発田から上京すると、馬庭が順路に当るから、自然念流の門を叩....
保久呂天皇」より 著者:坂口安吾
七士のように不穏のタクラミがある時にかぎって貧乏人がジッと我慢するものだ。久作は堀部安兵衛よりも怒りッぽいガサツ者で生れた時から一生怒り通してきたような奴である....
我が円朝研究」より 著者:正岡容
そのころの牛込馬場下はのての片田舎としてはかなり繁華な一部落であったらしい。かの堀部安兵衛武庸も八丁堀の浪宅から高田馬場へ駈け付けの途次、この馬場下の何とやらい....
べんがら炬燵」より 著者:吉川英治
「よし」 と、最後の準備をさせたのも、十郎左の殊勲だと聞いているし、その夜、堀部安兵衛と裏門にまわって、得意の槍をふるって駈け入った武者振りやあの討入の騒動....