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堅忍不抜
「堅忍不抜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
堅忍不抜の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「同志小林の業績の評価に寄せて」より 著者:宮本百合子
展しているのである。この論法をもってすれば、同志小林が残虐きわまる拷問にあいつつ
堅忍不抜、ついにボルシェヴィキの党派性を死守して英雄的殉難を遂げたそのボルシェヴ....
「百姓弥之助の話」より 著者:中里介山
涯を通し氷雪の鍛練を受け、そうして初夏の候に初めて収穫を見るのである。だから麦は
堅忍不抜なる男性的であり、米は優美豊満なる女性的である、いずれにしてもこの二つが....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
すようなこともあった。 彼は強い感情家であるとともに、非常な空想家であったが、
堅忍不抜な性質が彼を若い人間にありがちな堕落におちいらせなかった。それであるから....
「フランケンシュタイン」より 著者:シェリーメアリー・ウォルストンクラフト
。僕は長期にわたる困難な航海に出かけるところですが、何か事があるばあい、あらゆる
堅忍不抜さをもってこれに処することが求められます。危急のさいに他の者の元気を振い....
「鴎外博士の追憶」より 著者:内田魯庵
あった。蒙求風に類似の逸話を対聯したので、或る日の逸話に鴎外と私と二人を列べて、
堅忍不抜精力人に絶すと同じ文句で並称した後に、但だ異なるは前者の口舌の較や謇渋な....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
棄したことも、一度や二度ではなかった。――それは男性的と女性的、活発としぶとさ、
堅忍不抜と優柔不断などの混合物であって――問題がなんであろうと、はっきりした決定....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
胆大なること獅子の如く、
足早きこと鹿の如く、
血の熱することイタリア人の如く、
堅忍不抜は北辺の民の如しと云う工合です。
その先生にお頼なさって、宏量と狡智とを....