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堅緻
「堅緻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
堅緻の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「高山の雪」より 著者:小島烏水
う》する道がある。これを巡ると、大宮口から吉田口に到るまでの間に殊に多く灰青色の
堅緻なる熔岩流があり、漆喰《しっくい》で固めたように山を縦に走っている。これは普....
「小浅間」より 著者:寺田寅彦
示すものが多いようである。 それからまた、ちょっと見ると火打ち石のように見える
堅緻で灰白色で鋭い稜角を示したのもあるが、この種のものであまり大きい破片は少なく....
「穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
松で織りなされた美景が正面にくる。南方数十歩には、天工の鉞で削ったような、極めて
堅緻の巨岩が、底知れずの深壑から、何百尺だかわからなく、屹立している。猪や羚羊も....