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堕獄
「堕獄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
堕獄の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「邪宗門」より 著者:芥川竜之介
声がして、
「予はその怪しげなものを妖魔《ようま》じゃと思う。されば天上皇帝は、
堕獄の業《ごう》を負わせられた姫君を憐れと見そなわして、予に教化《きょうげ》を施....
「るしへる」より 著者:芥川竜之介
貪望《とんもう》、五に色欲、六に餮饕《てっとう》、七に懈怠《けたい》、一つとして
堕獄の悪趣たらざるものなし。されば DS《でうす》 が大慈大悲の泉源たるとうらう....
「道祖問答」より 著者:芥川竜之介
|四威儀《しいぎ》を破る事なかれと仰せられた。翁の果報《かほう》は、やがて御房の
堕獄《だごく》の悪趣と思召され、向後《こうご》は……」
「黙れ。」
阿闍梨は、....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
不満を持つことは常住となる。けれどもそれは、それまでの仏法の教にしたがえばすべて
堕獄の因である。如何に己の心を良く保とうとしても、ちいさな個人の意志が己を制し切....