堪え性[語句情報] » 堪え性

「堪え性〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

堪え性の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
かの女の朝」より 著者:岡本かの子
そ立てて居た。 かの女は、まことに、息子に小児性と呼ばれた程あって、小児の如く堪え性が無かった。 主人逸作が待って居そうでもあったが、ひとと話をして居るのを....
貞操問答」より 著者:菊池寛
んだからねえ。お前が折角送ってくれるものは、そんな風になってしまうし……」母は、堪え性のない涙をボロボロ膝の上に落していた。 妹が妹ならば、姉も姉だった。 ....
勝ずば」より 著者:岡本かの子
くもいまいましい。この時妻のさいが梯子段の上り口でようやく安心した後の気の緩みで堪え性もなく泣き出したので、寛三はそれを叱って政枝の着換えと敷布を階下に取りにや....