堰き止める[語句情報] » 堰き止める

「堰き止める〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

堰き止めるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
縮図」より 著者:徳田秋声
がかかるたびに、お客が誰だか箱丁に聞くのだったが、親爺が見番の役員なので、二人を堰き止めるために、どんな機関をしていないとも限らず、気が揉めているのだった。しか....
幻の彼方」より 著者:豊島与志雄
た。そして立ち上りかけた。 その時、恐ろしい音が起った。ある限りの力を搾って、堰き止めるものと突き破るものとが、ごった返してる渦巻きのうなりが、ごーう、ごーう....
地上」より 著者:島田清次郎
象を見出したのは――放蕩に陥るよりはよいに相違はあるまい。その一すじな力の奔流を堰き止めることを控えたお光の心の悩みはまことに尊いものである。 十七の正月が迎....
自力更生より自然力更生へ」より 著者:三沢勝衛
名な、かの野中兼山の当時、ある一つの河から田用水を引き上げるために、まずその河を堰き止める工事に着手しまして、その両岸から苦労して次第に堰止めて行く。ところが、....