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塊状
「塊状〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
塊状の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「日本山岳景の特色」より 著者:小島烏水
観方にもよるが)のような、孤剣空を削るような、尖鋭な峻峰もあるが、概して花崗岩は
塊状を呈し、火山は円錐形に盛りあがるものであるから、山岳は穹窿《ドーム》形の高塔....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
ものは、まさしく水で印した跡だった。全体が長さ二尺ばかりの小判形で、ぼうっとした
塊状であるが、仔細に見ると、周囲は無数の点で囲まれていて、その中に、様々な形をし....
「地震雑感」より 著者:寺田寅彦
畳したものがある。それが皺曲や断層やまた地下熔岩の迸出によって生じた脈状あるいは
塊状の夾雑物によって複雑な構造物を形成している。その構造の如何なる部分に如何なる....
「夢殿殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
坐っていた礼盤から始まって、三階へ行く階段の方角へ点々と連なっているのが、中央の
塊状を中心に、前方に三つ後方に一つ、それぞれに鏃形をした、四星形の微かな皮紋であ....
「雪」より 著者:中谷宇吉郎
結晶や厚板と雑って降って来ることが多い。これらの霰には大抵三種類あって、円錐形、
塊状及び六花の痕跡を留めているものに分類することが出来る。六花の痕跡を有する霰と....