塗り笠[語句情報] » 塗り笠

「塗り笠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

塗り笠の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
石狩川」より 著者:本庄陸男
たっていた。彼らの顔がほの白く見えだすと、どッと叫んだ。先方も手をあげた。邦夷も塗り笠を取った。 駈けだした若党がそれを受け取っていた。 晩秋の宵やみは、深....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
痛かった。そうしてこの頃の服装はやはり袴の股立ちを取って、尻割羽織を着て、頭には塗り笠を頂き、腰には両刀を佩びていた。私はこんな体裁ではいかんと思って、洋服一着....