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「塗込〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

塗込の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
光と風と夢」より 著者:中島敦
めさ》の意識。事物そのものに内在せる悲劇が作用《はたら》いて救い難い暗さに迄私を塗込める。 生は常に麦酒《ビール》と九柱戯ばかりではない。しかし、私は結局、事....
S岬西洋婦人絞殺事件」より 著者:夢野久作
一隅に在る粗末な木製の本箱を、一人の刑事が何気なく取除いてみると、その向側の壁に塗込んである極めて旧式の小型金庫が発見された事であった。その金庫は無論日本製のも....
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
金分を採る。能面は刀の鍔と一緒に捨値で西洋人に買われて、西洋の応接室の壁の装飾に塗込まれるという言語道断さで、能楽はこの時に一度滅亡したと云っても過言でなかった....
P丘の殺人事件」より 著者:松本泰
《すりへ》っている家もあったが、何処の家にも前世紀の厳めしいポーチと、昔の記憶を塗込めた太い円柱《まるばしら》があった。岩丈な樫の扉は深緑色褐色と、幾度か塗替え....
坑鬼」より 著者:大阪圭吉
二人の坑夫が同じように重い竹簀を抱えて来た。工手がすぐにコテを取って鉄扉の隙間を塗込めはじめた。 ほかの持場の小頭達が、急を知った坑内係長と一緒にその場へ駈け....
平賀源内捕物帳」より 著者:久生十蘭
死んでおるのだとすれば、これは何とも奇ッ怪。何のためにかようなところへ死体などを塗込んだものであろう。……押問答をしている場合ではない。何はともあれ、早速、象の....
六号室」より 著者:瀬沼夏葉
貴方はそう信じていなさるから結構だ。そう云う信仰がありさえすれば、たとい壁の中に塗込まれたって、歌を歌いながら生活して行かれます。貴方は失礼ながらどこで教育をお....