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「塙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

塙の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
古千屋」より 著者:芥川竜之介
》元年《がんねん》四月二十九日だった。大阪勢《おおさかぜい》の中でも名を知られた団右衛門直之《ばんだんえもんなおゆき》、淡輪六郎兵衛重政《たんなわろくろうびょ....
長篠合戦」より 著者:菊池寛
王|経基の嫡孫摂津守頼光より四代の孫源三位頼政の後裔馬場美濃守信房」と名乗った。九郎左衛門直政の士川井三十郎突伏せて首を挙げたが、信房は敢て争わなかった。年六....
大阪夏之陣」より 著者:菊池寛
として東下、二、諸浪人に俸禄を給するために、増封の二条件を回答した。媾和進行中に団右衛門が蜂須賀隊を夜襲するなどの事があって、大いに気勢を挙げ、大阪方可なり強....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
も知れないような流言が伝わって来る。和学講談所(主として有職故実を調査する所)の次郎という学者はひそかに安藤対馬の命を奉じて北条氏廃帝の旧例を調査しているが、....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
屋』であったそうな」 「そうしてみると、やっぱり眼あきはめくらに如《し》かず……検校《はなわけんぎょう》にからかわれるのもやむを得ない」 「事実、目で見るより....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
相手だと思うが、それは怖ろしくとも眼があいている」 「めあきは不自由なものだと、検校《はなわけんぎょう》が言った」 丸山はカラカラと笑ったが、仏頂寺は浮かな....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
人、鬼神の働きをする――ところへ重太郎を助けんがために、天下の豪傑、後藤又兵衛と《ばん》団右衛門とが乗込んで来る。 敵は二千五百人――こちらは重太郎を主とし....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
、こういう高慢ちきなお喋りをやり出す者は、弁信法師か、しからずんば、和学講談所の検校《はなわけんぎょう》のほかにあり得ないと思われるが、ただ、その声の出るとこ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
と、いいながら田山白雲は、そのすぐれて長い刀をいじくりまわすところは、どう見ても団右衛門《ばんだんえもん》といったような形で、いやしくも絵筆をとるほどの人とは....
安吾武者修業」より 著者:坂口安吾
けったものである。立川文庫の主人公は猿飛佐助、百地三太夫、霧隠才蔵、後藤又兵衛、団右衛門、荒川熊蔵などという忍術使いや豪傑から、上泉伊勢守、塚原卜伝、柳生十兵....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
の北端である。北と東は群馬県、西と南は秩父である。この郡のマンナカあたりの村から保己一が生れている。 古の武蔵七党が割拠したところで、この郡にユカリのあるの....
役者の一生」より 著者:折口信夫
っては、大先輩だった――伊井蓉峰の父親の北庭筑波の門に入って写真を習い、新富町に芳野という表徳で、写真屋を営んでいた。そういう関係で源之助は写真のぽうずを自分....
昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
に見える。 木下大佐と小川中佐の姿も見える。二人ともひげをそるひまもないのか、団右衛門《ばんだんえもん》のような顔をしている。 「ね、叔父さん、こんどはきっ....
茶美生活」より 著者:北大路魯山人
あろうが、かような盲学問をもって能事となすは邪道である。いかに学者ではあっても、保己一では、茶人の仲間入りは不可能である。美を解するになくてはかなわぬ審美の眼....
新撰組」より 著者:服部之総
けでも、品川|御殿山《ごてんやま》英国公使館の焼打、廃帝故事を調査したといわれた《はなわ》次郎の暗殺、京都ではもうひとつあくどくなって、「天誅《てんちゅう》」....