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「塙団右衛門〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

塙団右衛門の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
古千屋」より 著者:芥川竜之介
》元年《がんねん》四月二十九日だった。大阪勢《おおさかぜい》の中でも名を知られた塙団右衛門直之《ばんだんえもんなおゆき》、淡輪六郎兵衛重政《たんなわろくろうびょ....
大阪夏之陣」より 著者:菊池寛
として東下、二、諸浪人に俸禄を給するために、増封の二条件を回答した。媾和進行中に塙団右衛門が蜂須賀隊を夜襲するなどの事があって、大いに気勢を挙げ、大阪方可なり強....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
と、いいながら田山白雲は、そのすぐれて長い刀をいじくりまわすところは、どう見ても塙団右衛門《ばんだんえもん》といったような形で、いやしくも絵筆をとるほどの人とは....
安吾武者修業」より 著者:坂口安吾
けったものである。立川文庫の主人公は猿飛佐助、百地三太夫、霧隠才蔵、後藤又兵衛、塙団右衛門、荒川熊蔵などという忍術使いや豪傑から、上泉伊勢守、塚原卜伝、柳生十兵....
昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
に見える。 木下大佐と小川中佐の姿も見える。二人ともひげをそるひまもないのか、塙団右衛門《ばんだんえもん》のような顔をしている。 「ね、叔父さん、こんどはきっ....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
尉幸村、高野山には南部牢人の北十左衛門、法隆寺の近在には仙石宗也、興福寺長屋には塙団右衛門、そのほか御宿万兵衛とか、小西牢人の某とか、ともかく、このまま日蔭では....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
まず自身から名乗る。それがしは、蒲生浪人の赤壁八十馬、という者。ごぞんじないか、塙団右衛門、あれとは、刎頸の友で、共に他日を期している仲。また今、大坂城での錚々....