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「塞外〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

塞外の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
馬の脚」より 著者:芥川竜之介
ちまち躍ったり跳ねたりし出したのはむしろ当然ではないであろうか? かつまた当時は塞外《さいがい》の馬の必死に交尾《こうび》を求めながら、縦横《じゅうおう》に駈《....
運命」より 著者:幸田露伴
慧と名づけたもう。十一年|甸に至りて還り、十二年易数を学びたもう。此歳永楽帝また塞外に出で、瓦剌を征したもう。皇太孫|九龍口に於て危難に臨む。十三年建文帝|衡山....
李陵」より 著者:中島敦
ん彼自身にはそんな覚えはないが、同じ漢の降将に李緒《りしょ》という者がある。元、塞外都尉《さいがいとい》として奚侯城《けいこうじょう》を守っていた男だが、これが....
十二支考」より 著者:南方熊楠
|見《あら》われ日のごとし、舟人あえて近づかず、いわくこれ竜王宮なり、而して西北塞外人跡到らざるの処、不時数千人樹を□木を※《ひ》くの声を聞く、明くるに及んで遠....
太平洋魔城」より 著者:海野十三
させることにした。 要所要所をかためてしまえば、いくら逃げまわったところで、要塞外に逃げ出すことは出来ないのだ。 ケレンコは、もうふだんのおちつきをとりもど....
三国志」より 著者:吉川英治
手段では荊州は還りますまい。私にご一任賜るなら、遠く溯って、陸口(漢口の上流)の塞外、臨江亭に会宴をもうけ、一日、関羽を招いてよく談じ、もしきかなければ、即座に....