塩冶高貞[語句情報] » 塩冶高貞

「塩冶高貞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

塩冶高貞の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
の師直にむかって、ひそかにその行動を監視せよという内意を下したこともあった。その塩冶高貞が謀叛を企てたというのであるから、師冬も一旦はおどろかされた。しかも師直....
私本太平記」より 著者:吉川英治
然でなく、幕府の人選、なかなか配慮のあるところだったわけである。 出雲の守護の塩冶高貞も、また、島の守護代隠岐ノ判官清高も、みな佐々木一族の分流なので、帝の引....
私本太平記」より 著者:吉川英治
いたかもしれない。――中でひとり富士名義綱だけは、或る一策をもって、出雲の守護、塩冶高貞の許へ奔って行った。 一方。帝の左右の人々は、 「お上には、ご不例であ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
た。そして武士では、正成、長年が“決断所付き”兼務を仰せつかり、また結城親光や、塩冶高貞、高ノ師直、佐々木道誉などの顔ぶれが加わっている。 ほかになお、重要な....
私本太平記」より 著者:吉川英治
くから義貞の麾下に付いている。 そのうちの大友だけは、海道箱根ノ合戦で、道誉や塩冶高貞らと共に、足利方へ寝返っていたが、なお他の九州宮方は健在なのだ。――月の....
私本太平記」より 著者:吉川英治
は、名和長年をはじめ、勲功の臣には、かつてそれぞれ恩賞が下されたが、出雲の守護、塩冶高貞へは、宮中のその一美人を賜わった。 これが高貞の妻である。 いつ見た....