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「填補〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

填補の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
新種族ノラ」より 著者:吉行エイスケ
。即ちレーン・クロフォード半期欠損額九万五千七百六十元四六|仙《セント》、これが填補《てんぽ》は前年度繰越金から二万六千九三元五一仙、株主準備金から二万元、一般....
行人」より 著者:夏目漱石
めに岡田に若干の金額を借りた。ほかの意味は別として、母と兄夫婦の来るのはこの不足填補《ふそくてんぽ》の方便として自分には好都合であった。岡田もそれを知って快よく....
明暗」より 著者:夏目漱石
ぼうちょう》という名義の下《もと》に、毎月《まいげつ》の不足を、京都にいる父から填補《てんぽ》して貰《もら》う事になった一面には、盆暮《ぼんくれ》の賞与で、その....
道草」より 著者:夏目漱石
いた彼女も、自ら進んで己《おの》れを説明する面倒を敢《あえ》てしなかった。彼女の填補《てんぽ》した金はかくして黙って受取られ、また黙って消費されてしまった。 ....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
万|磅《ポンド》だけ余計に発行されたが、これはおそらく流通界から囘収された正貨を填補するに足る以上には、何も生じないことであろう。もしこの想定が正しいならば(そ....