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塵を
「塵を〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
塵をの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「俊寛」より 著者:芥川竜之介
かりに、とうとう蹴殺《けころ》されておしまいなすった。こう云う人間に近い神は、五
塵を離れていぬのじゃから、何を仕出かすか油断はならぬ。このためしでもわかる通り、....
「馬の脚」より 著者:芥川竜之介
しも確実な報道ではなかったらしい。現にまた同じ新聞の記者はやはり午後八時前後、黄
塵を沾《うるお》した雨の中に帽子をかぶらぬ男が一人、石人石馬《せきじんせきば》の....
「星座」より 著者:有島武郎
たりが大きくておまけに狭く、手欄《てすり》もない階子段を、手さぐりの指先に細かい
塵を感じながら、折れ曲り折り曲りして昇るのだ。長い四角形の筒のような壁には窓一つ....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
七四―一九〇頁参照)。なおこれ以外にも、輻射圧なるものがあって、これも太陽から微
塵を空気中に駆逐する作用をするのである。 エネルギー不滅という新しい概念を獲得....
「天守物語」より 著者:泉鏡花
たい。 薄 お供御苦労に存じ上げます。あなた、お姫様は。 朱の盤 (真仰向けに承
塵を仰ぐ)屋の棟に、すでに輿をばお控えなさるる。 薄 夫人も、お待兼ねでございま....
「妖僧記」より 著者:泉鏡花
心とせる、一落の山廓あり。戸数は三十有余にて、住民|殆ど四五十なるが、いずれも俗
塵を厭いて遯世したるが集りて、悠々閑日月を送るなり。 されば夜となく、昼となく....
「茸の舞姫」より 著者:泉鏡花
この明で、白い襟、烏帽子の紐の縹色なのがほのかに見える。渋紙した顔に黒痘痕、
塵を飛ばしたようで、尖がった目の光、髪はげ、眉薄く、頬骨の張った、その顔容を見な....
「化銀杏」より 著者:泉鏡花
たる、職務上の遠慮ありとて、公に弾くことを禁じたれば、留守の間を見計らい、細棹の
塵を払いて、慎ましげに音〆をなすのみ。 お貞は今思出したらむがごとく煙管を取り....
「黒百合」より 著者:泉鏡花
が妻をもてこの神将に捧げんと思わしめたのである。 かくして少年ははた掌を拍って
塵を払ったが、吐息を吐いて、さすがに心|弛み、力落ちて、よろよろと僵れようとして....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
た毎週一日は器械の掃除日とし、一ヶ月に一度はガラス箱の内にある器械の掃除をもして
塵をとること。」というのであった。 しかしファラデーは、かような小使風の仕事を....
「白花の朝顔」より 著者:泉鏡花
に、今度は私の方が欄干へ乗出して、外套を払った。かすりの羽織の左の袖で、その笠の
塵を払ったんです。一目見ると分ったのです。女の蒼白く見えたのは、絵の具です。彩色....
「山吹」より 著者:泉鏡花
稚児を真中に)南無大師遍照金剛、……(かくて、幕に入る。) 夫人 (外套をとり、
塵を払い、画家にきせかく)ただ一度ありましたわね――お覚はありますまい。酔ってい....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
、名僧のごとく、知識のごとく、哲人のごとし。女とてかわりはない、おのずから浮世の
塵を払って、この仙境にしばらくなごりを惜んだのでありましょう。 その時はそうと....
「活人形」より 著者:泉鏡花
近き木の枝にのりすれのりすれ梟の鳴き連るる声いと凄まじ、木の葉を渡る風はあれど、
塵を清むる箒無ければ、蜘蛛の巣ばかり時を得顔に、霞を織る様|哀なり。妖物屋敷と言....
「大利根の大物釣」より 著者:石井研堂
一刻、人間界より遠ざかる。唯、蚊の襲来の多からざると、涼風衣袂に満ちて、日中の炎
塵を忘るるとは、最も快適の至りにして、殊に、ここ暫くの勝負と思えば、神新に気更に....