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塵俗
「塵俗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
塵俗の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
れわれは五台山の南に廬を構えていた者でござるが、そのあたりは森も深く、水も深く、
塵俗を遠く離れたところでござれば、あなたも一緒にお出でなさらぬか。さもないと、あ....
「学問の独立」より 著者:福沢諭吉
は得ずとあれば、ことさらに辱《はずか》しめらるるの念慮なきを得ず。これをも忍びて
塵俗の外に悠々たるべしとは、今の学者に向って望むべからざることならんのみ。 右....
「慶応義塾学生諸氏に告ぐ」より 著者:福沢諭吉
を知らず、俗世界はいぜんとして卑《ひく》く、教育法はますます高く、学校はあたかも
塵俗外《じんぞくがい》の仙境にして、この境内に閉居就学すること幾年なれば、その年....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
この中《うち》に入る者はあたかも天界にある心地《ここち》して忽《たちま》ち人間|
塵俗《じんぞく》の気を忘る。彩花|清香《せいこう》眉目《びもく》に映じ珍膳《ちん....