塵土[語句情報] »
塵土
「塵土〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
塵土の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「蘭学事始」より 著者:菊池寛
った。それは、「木の枝を断ちたるあと、フルヘッヘンドをなし、庭を掃除すれば、その
塵土|聚《あつま》りて、フルヘッヘンドをなす」という文句だった。 四人は、その....
「予報省告示」より 著者:海野十三
九千百十一年 遂に第五氷河期が襲来! 月は遂に海水に触れ崩壊する。その破片と
塵土は地球全面を蔽い、空は暗黒と化し、続いて気温降下が始まり、それは急激に降下し....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
つよう》に食われ、白象無量の力あるを、獅子獣小さしといえども撮《と》り食らう事|
塵土《じんど》のごとし、大竜身無量にして金翅鳥《こんじちょう》に搏《う》たる、人....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
中降雨なき地なれば、毎日蔗田へ灌漑をなす。山には一根の草木なく、道には灰のごとき
塵土深くして靴を没するに至る。製糖場事務所において、代理人テナウド氏の好意にて午....
「五重塔」より 著者:幸田露伴
も一人の若佼に彫物の画を描きやらんと余念もなしにいしところへ、野猪よりもなお疾く
塵土を蹴立てて飛び来し清吉。 忿怒の面火玉のごとくし逆釣ったる目を一段|視開き....