塵外[語句情報] » 塵外

「塵外〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

塵外の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或る男の手記」より 著者:豊島与志雄
き残っていたりした。そして杉の林と古い池とから醸される幽寥な気が、それらのものに塵外の静けさを与えていた。でも私は淋しくなかった。あたりの景色が静かであればある....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
い。その上にその学識と世界の事情に通じて居るところを考えて見ても、決してあなたを塵外の僧侶と認むることが出来ない。もはや今日我が前においてその秘密を守る必要はな....
三国志」より 著者:吉川英治
主の席をわかち、さて、 「ふしぎなご対面ではある」と、こよいの縁をかこち合った。塵外の住居とはこういうものかと、玄徳はそのあたりを見廻してそぞろ司馬徽の生活を床....