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塵寰
「塵寰〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
塵寰の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「虞美人草」より 著者:夏目漱石
て、魔力の境《きょう》を窮《きわ》むるとき、桃源《とうげん》に骨を白うして、再び
塵寰《じんかん》に帰るを得ず。ただの夢ではない。糢糊《もこ》たる夢の大いなるうち....
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
らは土の上で眠った。 二十年近い過去となった。その頃彼らは八ヶ嶽を出て、下界の
塵寰へ下りて来た。それは盗まれた彼らの宝――宗介天狗のご神体に着せた、黄金細工の....