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「増俸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

増俸の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
て礼を知り、小人究すれば濫するは至当なり。賽銭を盗み、神林を伐りて悪くば、神官に増俸すべし、と。これ取りも直さず、世道の標準たるべき神聖の職にある人が、みずから....
坊っちゃん」より 著者:夏目漱石
ます」 「それはますます可笑《おか》しい。今君がわざわざお出《いで》になったのは増俸を受けるには忍《しの》びない、理由を見出したからのように聞えたが、その理由が....
」より 著者:夏目漱石
寄らないという顔をした。 「どうして」 「でも新聞で見ると、来年から一般に官吏の増俸があると云う話じゃありませんか」 御米はそんな消息を全く知らなかった。小六....
労働者農民の国家とブルジョア地主の国家」より 著者:宮本百合子
研工、製粉工、捲き手はおなじ割合で監督係、製図工、および監察員には少しばかりだが増俸がある。 半熟練工の平均給料は一ヵ月百四十ルーブルである。労働時間は一日七....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
を終身官として、これを兼任させた。その年俸百ポンドで、今までの俸給の上にこれだけ増俸した事になった。実験費もいくぶん楽になった。その後に俸給もまた少し増した。 ....