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「増強〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

増強の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
軍、各地にてどんどん降服中。 ◯沖縄にて、わが反撃きつし。タラカン島へ上陸せし敵増強中。 ◯今日はB29が約二百機近く来襲し、内地各地へ投弾。広島も初めて大空襲....
光と風と夢」より 著者:中島敦
、アピア政府の無理な政策は依然変らない。彼等は、税を無理に取立てるために、軍隊を増強してマターファを追払おうとしているようだ。成功するにしても、しないにしても、....
地球要塞」より 著者:海野十三
において、世界の第十何位かにあった日本は、新体制をとってから、めきめきと科学力を増強し、二十五年後には、右にのべた原子弾破壊機の第一試作品をつくり上げることに成....
私たちの建設」より 著者:宮本百合子
その封建的のままに来ていて、益々日本の進歩を阻む困難と紛糾の種となっている。生産増強のための大きな桎梏となっているのである。大体、明治維新そのものが、崩壊する武....
その檻をひらけ」より 著者:宮本百合子
舎制度の撤廃、二、遠隔地からの女工員募集禁止、三、女子の就業率引下げと男子労務の増強、四、通勤による工員の確保、などを要望すると語られている。現在十五歳から二十....
哲学入門」より 著者:三木清
より高い統一を形成するのである。習慣において寄せ算と引き算の遊戯、成功した経験の増強と誤謬の消去を見る代りに、そこに再編成、新しい綜合、全体の機能の構成を見なけ....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
質を異にしていた。 彼にあっては、その作品は幼時の溌剌たる官能を老いてますます増強した炯眼に依憑させ、そこから推移発展させて、始めて収めえたる数十篇である。そ....
殺意(ストリップショウ)」より 著者:三好十郎
の人たちも、たくさん居て、 未だにそれらしい事を言ったりしたりしていながら 戦力増強のシバイも真剣に腹からやっています その関係が私にはよくのみこめませんでした....
猿の図」より 著者:三好十郎
地の造船所を撮ったものと、その他、食糧増産のものが二本ばかり――つまり直接、戦力増強に重大な関係のある映画なんですから、一日も早く国民に見せて関心をたかめたいで....
抵抗のよりどころ」より 著者:三好十郎
敵をにくいと思い、そして気がついたときには、片隅のところでではあるが、日本戦力の増強のためのボタンの一つを握って立っていたのです。 これは、私の恥です。私が私....
審判」より 著者:カフカフランツ
よ代理の影響に押されることとなり、代理はそのうえ支店長の苦しい立場を自分の勢力の増強のために利用しつくしているようなやつだからだ。それゆえ、おれは何を望むべきか....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
確認し、さらにアメリカとの共同防衛体制に公然と加入することになり、日本の軍事力の増強とアメリカへの軍事的義務の遂行を強制されることによって海外派兵はさけられなく....
三国志」より 著者:吉川英治
を打ちふり、歓呼して彼を迎えた。 ひとまず、江東も平定した。 軍勢は日ましに増強するばかりだし、威風は遠近をなびかせて、孫策の統業は、ここにその一段階を上が....
三国志」より 著者:吉川英治
して、自身も自害して果てた。 「――そういうわけで、袁紹の領土は拡大され、兵馬は増強されつつあります。のみならず、近ごろ彼の弟、淮南の袁術も一時は自ら帝位を冒し....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
離を輸送されるソ連軍に過ぎないために服役を免れる男子が多かった。ソ連極東兵備の大増強、支那事変の進展により、徴集兵数は急速に大増加を来たし、国民皆兵の実を挙げつ....