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増税
「増税〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
増税の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「今日の文学の鳥瞰図」より 著者:宮本百合子
である。政治と民衆とは決して近い隣りにはいない。経済の枢軸の廻転は民衆にとっては
増税としてのみ最もはっきり感得されるという状態である。小説は、果してこの急激な底....
「今日の文学に求められているヒューマニズム」より 著者:宮本百合子
化をもたらした。経済事情の悪化は、原因として日常のこまかいものにまで及ぼしている
増税、それに伴う物価の騰貴が直接のきっかけとなっており、
増税のよって来るところの....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
て触れる処がなく、問題にされずに終っているのだ。 馬場財政は都市生活者に対する
増税と、一般的大衆課税との反面に、とにかくにも、農村負担の軽減を計ったことは事実....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
之には何等の説明もついていないが、之は最も具体的に国民が知っていることだ。国民は
増税や物価騰貴やその他で、色々な意味に於て之を充分「認識」している。説明の要らぬ....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
思うと「藤井蔵相の主張する一億円逓減の健全財政主義は破綻を生ずるに至った、従って
増税の意義は非常に滅却されたことになる」というのである。 軍事費はあれだけ必要....
「打あけ話」より 著者:宮本百合子
ーパーなしで、千箱入三円三十銭だったのが四円になったんだから、参りますよ。煙草の
増税で二千万円ばかり収入があったそうだが、七割はバットだってね。バットは一個につ....
「カメラの焦点」より 著者:宮本百合子
仲間をとってやっているのも如何にも日本らしい。 特別議会が終ったが、ここで臨時
増税が決定した。新たに
増税されるものの種目に、写真機及その附属品、原料というのが....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
・チャアチルは、お茶の税を撤廃して、その減収を、競馬賭金仲人の電話へ年四十|磅の
増税を課することによって、補おうと言うのだ。賛成と反対・賛成と反対。 選挙は近....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
済年報』ヴァルガ ※『日本経済批判』ヴァルガ ※『日本経済年報』第二輯 ※『軍備
増税・公債』 ダニロフ『軍備と国民経済』 『世界経済年報』 ?『帝国主義論』....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
とが出来てうれしかった。プルードンへの批評にしろ、五千円範囲の住宅建築には今度の
増税もかからないというような点と結びあっていてやはり面白いこと。
○十日ずつで....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
には改変することは出来ないけれども、幾多の変用を試み、これはその名こそなけれ事実
増税たるの一切の結果を有つのである2)。ヴォルネエによれば、シリアにおいては、彼....
「田舎から東京を見る」より 著者:黒島伝治
のはないとのことである。 常に労働者と鼻突きあわして住み、また農産物高の半面、
増税と嵩ばる生活費に、農産物からの増収を吐き出して足りない百姓の生活を目撃してい....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
リカにたいして防衛力の拡大強化をなすという義務をおうようになりまして、生活的には
増税となって圧迫をうけ、おたがいの言論、集会、結社の自由もそくばくをうけるという....
「思想議会たるを知れ」より 著者:戸坂潤
響を与える危険がありはしないかという処にあるのである。そしてこの影響は今回の大衆
増税案となって、誰の目から見ても疑うべからざる姿を取って、現われて来たのだ。流石....
「挙国一致体制と国民生活」より 著者:戸坂潤
根本疑問だと云わねばならぬのだ。 事件費一部捻出のための一億二百万円に上る臨時
増税は、なるべく大衆課税を避けたと称されている。或いは心掛けはそうであったかも知....