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「増進〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

増進の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
デンマルク国の話」より 著者:内村鑑三
ころに樫の林を見ることができました。しかるに文明の進むと同時に人の欲心はますます増進し、彼らは土地より取るに急《きゅう》にしてこれに酬《むく》ゆるに緩《かん》で....
本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
功名栄達にのみ汲々《きゅうきゅう》たる桂内閣ごときでは、到底、永遠に日本の活力を増進せしめる事は出来ない。 (七)狡猾船頭 思わず理屈を捏《こ》ねたが....
青木の出京」より 著者:菊池寛
た。こうして、多くの人々から認められるにつけて、青木の自信と傲慢とは、正比例して増進していった。たしか彼が、近藤家へ移ってからのことであった。その頃、京都大学の....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
れわれの堅い信仰であります。今日、特に日本人に注意して頂きたいのは、日本の国力が増進するにつれ、国民は特に謙譲の徳を守り、最大の犠牲を甘受して、東亜諸民族が心か....
赤外線男」より 著者:海野十三
よんでいる。紫外線|療法といって、紫外線を皮膚にあてると、人体の活力はメキメキと増進することは誰も知っている。一方、赤よりも波長の長い光線があって、これを赤外線....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
ある。われ等は断じて力量以上の、立入った穿鑿には与しない。われ等は心静かに知識の増進を待って居る。汝等も亦それを待たねばならぬ。 神と人との関係につきて、われ....
些細な事件」より 著者:井上紅梅
《ざんき》せしめ、わたしをして日々に新たならしめ、同時にまたわたしの勇気と希望を増進する。 (一九二〇年七月)....
光は影を」より 著者:岸田国士
不備な点が整えられ、そのために、経費のかゝりすぎることもあつたが、それは、能率の増進と、大口注文の倍加によつてカヴァーされた。京野等志の評判は、しかし、一部のも....
明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
徳の要素が十中七、八ぐらいに進んでくる。宗教の進化発展は主として倫理道徳の要素の増進すると然らざることにあるので、今日文明教として最も勢力を有している仏教だのク....
妖怪学」より 著者:井上円了
動揺を生ずるの事情あり。第四に、数回これに動揺を与うるときは、ますますその動勢を増進するの事情あり。節五に、数回回転の後は、手も身体もともに動揺するの習慣性を生....
妖怪玄談」より 著者:井上円了
生ずるの事情あり。第四に、数回重ねてこれに動揺を与うるときは、ますますその動勢を増進するの事情あり。第五に、数回回転の後は、手も身体もともに動揺するの習慣性を生....
「日本民族」とは何ぞや」より 著者:喜田貞吉
じく、よく他の民族を同化融合せしめて、ことごとくこれを抱容し、相ともにその福利を増進せんとするの、寛大なる度量を有している。これは我が古伝説及び歴史の教うる過去....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
鼎分(三つに分れること)し、そこに反省あり、三昧境あり、以て一歩一歩、生きる力の増進の道を踏み拓いて行くのであります。そこに信念生活の妙味があるのであります。 ....
ベートーヴェンの生涯」より 著者:ヴェーゲラーフランツ・ゲルハルト
では絶え間なく病気に苦しめられていたのだ。少し前から、身体のちからは今までになく増進している。――それに伴って精神力も。はっきり定義できないなりにしかし予感して....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
(一七五六―六二年) 第二シュレージエン戦争後七年戦争までの十年間大王は国力の増進と特に前二戦争の体験に基づき軍隊の強化訓練に全力を尽し、自ら数個の戦術書を起....