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「増量〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

増量の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
定量的に証明するものもない。ただ徒らに、燐酸塩が充ち溢れているばかりなんだ。あの増量を、僕は心身疲労の結果と判断するが、どうだい」 「明察だ。あの猛烈な疲労さえ....
黒い手帳」より 著者:久生十蘭
極微量を服用しているか、その意図はすでに明瞭である。それを極微量から大量へと漸次増量服用し、われわれと共に致死量を飲んでも生命に危害を及ぼさざらんとする目的であ....
烏恵寿毛」より 著者:佐藤垢石
。それをそのまま小さなコップに注いで売れば電気ブラン、これは強いですよ。少し水で増量してコップに注いで売れば、それがウエスケ。電気の方は一升で小さなコップに五十....
三国志」より 著者:吉川英治
と日を重ねるに従って、竈の数が際立って増加している。竈の跡の多いのは当然、兵站の増量を示すものであるから、仲達はいちいちそれを検分して、 「さては、彼は、退くに....