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壁の花
「壁の花〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
壁の花の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旅愁」より 著者:横光利一
。ノートル・ダムを見てから、頭がへんになった。」
とこう不意に云って久慈はまた
壁の花模様に眼を上げた。
「何が分らないの? 俳句?」
「分らんことばかりになっ....
「聖家族」より 著者:堀辰雄
それは斯波《しば》という男の声であった。 斯波という男は、――「あいつはまるで
壁の花みたいな奴ですよ。そら、舞踏会で踊れないもんだから、壁にばかりくっついてい....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
感じのもので、その点では前にあげた観音・勢至よりも生々しい味があるともいえる。南
壁の花を持って立っている姿などは、アマゾンの像といってもいいほどに強靱でそうして....