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「壁書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

壁書の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
人だというような言葉を書きつらね、係りの官吏および外国公使を誅戮すべしなどとした壁書も見いだされる。腕をまくるもの、歯ぎしりをかむものは、激しい好奇心に燃えてい....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
延喜式」の序にも見えて「準二拠開元永徽式例一」とあり、また明応四年八月の「大内家壁書」の中に用いられているものであるが、これより先、我輩が民法養子部の起草を担任....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
のことになっているが、ツイこの間、田山白雲がこの部屋へはいり込んで、はからずこの壁書を逐一《ちくいち》読み破って、アッと感嘆して舌をまきました。 料理書の標題....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
く思い、行き暮れた旅人が、これによって、どのくらい救われたかの記念を、さまざまの壁書に見ました。 それは、まだ新しい板張りの壁に、ほとんど隙間のないくらいに楽....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ような盛儀であったという。 時に、年六十四。或は二という説もある。 彼の自戒の壁書文 「独行道」 伝えられているものには、独行道二十一条というもあり、十九条、....