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壅
「壅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
壅の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「義血侠血」より 著者:泉鏡花
してくださいな」 馭者は言下《ごんか》に莨入れとマッチとを手渡して、 「煙管が
壅《つま》ってます」 「いいえ、結構」 白糸は一吃《いっきつ》を試みぬ。はたし....
「日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
言い伝えられている。霊亀元年五月には、遠江国に大地震があって、山が崩れて※玉河を
壅いだが、続いてそれが決潰したので、敷智、長下、石田の三郡の民家百七十余区を没し....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
れば、いかなる文明も遠隔の地に波及すること至難ではあるまいか。伝播力があっても、
壅塞《ようそく》の方が強くして、伝播の事実が現われ難いだろう云々。この説は一応も....
「新撰組」より 著者:服部之総
職渡世流も――。 しかもすべてがこの場合もまた、あるいは身分制度にたいする言路
壅蔽《げんろようへい》にたいする、外夷跳梁にたいする、物価暴騰世路困難にたいする....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
っと思い当るのは、古の賢人の詞だ。
「霊の世界は鎖されたるにあらず。
汝が耳目|
壅れり。汝が心胸死せり。
起て、学徒。誓ひて退転せず、
塵界の胸を暁天の光に浴せ....