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「壊る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

壊るの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
古久美というのは黒癩であった。 「亜剌比亜の沙漠に悪疫あり、奔馬して一瞬に人体を壊る。マホメットの時終滅す」 風論篇に記されてあった。 「その恐ろしい奔馬性癩....
操守」より 著者:豊島与志雄
胸の中に熱いものがたまってくるのを、吉乃は押えつけた。商売が立前なんだ。何かが壊るれば、凡てが崩れ落ちそうだった。そんな脆いんじゃないと思っても、不安だった。....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
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五重塔」より 著者:幸田露伴
う図はしまいましょ、汝一人で建つる塔定めて立派にできようが、地震か風のあろう時|壊るることはあるまいな、と軽くは云えど深く嘲ける語に十兵衛も快よからず、のっそり....