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士官候補生
「士官候補生〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
士官候補生の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「勲章を貰う話」より 著者:菊池寛
あった。 ワルシャワから、コヴノ要塞にかけての戦場で、有名を轟《とどろ》かした
士官候補生イワノウィッチの負傷も、もうまったく癒《い》えていた。 彼は、露暦三....
「支那米の袋」より 著者:夢野久作
ていてくれませんか。そうすれば、そのうちに私がうまく父親の司令官に話して、貴女を
士官候補生の姿にして、私の化粧室に住まわせて上げますから……その話が出来るまで三....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
るこの飛行島が見られるというのだから、わが須磨明石二艦に乗組んでいる血の気の多い
士官候補生たちにとっても、明日という日がどんなにか待たれていた。 その時川上機....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
うではなくて、事柄は却って益々判らなくなって来たのである。 陸海軍の青年将校や
士官候補生が、犬養首相を××××、警視庁や立憲政友会本部や日本銀行を襲撃したとか....
「火の扉」より 著者:岸田国士
ついだ―― 「そうだろう? はじめて剣をつつたのが、十四の年だ。幼年学校の五年、
士官候補生を三年、これはおれの少年期の最後と青年期の大部分をあげて、ひたすら偉大....
「武鑑譜」より 著者:服部之総
近衛《このえ》、第一ないし第六師団の全部について、各連隊もしくは特科大隊にわけて
士官候補生以上はすべて記されており、海軍などは軍艦別にして上等兵曹、機関士、船医....
「熊」より 著者:神西清
そのはずさ! 何しろ、すごく神秘的で詩的ですからね! この屋敷のそばを、どこかの
士官候補生か、それとも薄っぺらな詩人先生でも通りかかったら、窓を見あげて、こう考....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
附与すべきである。 序に現役将校の養成制度について一言する。 幼年学校生徒や
士官候補生に特別の軍服を着せ、
士官候補生を別室に収容して兵と離隔し身の廻りを当番....