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「士魂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

士魂の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
で、強敵を向うにまわさねばならぬかを、知りすぎるほど知っている。そして、剣技と、士魂とを、一松斎や孤軒から訓《お》しえこまれて、その敵が、多ければ多いほど、心を....
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
多いことで有ったろうし、そして皆氏郷の立場を諒解するに及んで、奮然として各自の武士魂に紫色や白色の火※《かえん》を燃やし立てたことであろう。それで無くては四方八....
現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
で和魂漢才説という重宝な思想のあったことを知っているだろう。維新後になるとそれが士魂商才の説となる。だが教育家が徳育と知育とを区別した賜物であるかどうか知らない....
二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
はり文人としての国士的表現であった。町人宗の開山|福沢翁が富の福音を伝道しつつも士魂商才を叫んだ如く、当時の青年はコンパスや計算尺を持つ技師となっても、前垂掛け....
平民道」より 著者:新渡戸稲造
任がある。僕は今後の道徳は武士道にあらずして平民道にありと主張する所以は高尚なる士魂を捨てて野卑劣等なる町人百姓の心に堕ちよと絶叫するのではない、已に数百年間武....