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壬生狂言
「壬生狂言〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
壬生狂言の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「食魔」より 著者:岡本かの子
、夫妻は暇を告げた。鼈四郎はこれからどちらへと訊くと、夫妻は壬生寺へお詣りして、
壬生狂言の見物にと答えた。鼈四郎は揶揄して「善男善女の慰安には持って来いですね」....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
お地蔵様もこの分では狂言がお流れになりそうで」 「狂言とは何だね」 「ナニその、
壬生狂言と申しましてな、近いうち面揃《めんぞろ》えがござりまする。当年は、この通....
「戯作者」より 著者:国枝史郎
っぴ江戸ッ子はこうなくちゃならねえ。こいつア大きに気に入りやした。ははあ題して『
壬生狂言』……ようごす、一つ拝見しやしょう。五六日経っておいでなせえ」 で、武....
「血ぬられた懐刀」より 著者:国枝史郎
秋安は西の方へ彷徨って行く。 季節は酣の春であった。四條の西壬生の壬生寺では、
壬生狂言があるというので、洛内では噂とりどりであった。そうして嵯峨の嵯峨念仏は、....
「澪標」より 著者:外村繁
る日、春風の中に笛や、鉦の音が聞えているのに誘われ、その音を頼りに行ってみると、
壬生狂言が行われていたりもした。 三高在校生の膳中会に出席する。初めて芸者のい....