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「壮行〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

壮行の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球発狂事件」より 著者:海野十三
を継続し、いつまで経っても誰も出て来なかった。 サロンでは、三名の記者を中に、壮行を激励する酒宴が賑やかに展開していた。 「ぜひ僕のために、大西洋の海底土産と....
縮図」より 著者:徳田秋声
れ、隅の方に国旗の棹が建てられ、樹木の蔭も深くなって来た。ここで幾度か出征兵士の壮行会が催され、英魂が迎えられ、焼夷弾の処置が練習され、防火の訓練が行なわれた。....
ボン・ボヤージ!」より 著者:宮本百合子
き、英雄に仕立てあげたときだけ、さわぐ。 八月七日の時事新聞に「渡米選手晴れの壮行会」の写真が出ていた。ひとめ見て、何となしはっとした。村山主将が立ってマイク....
次郎物語」より 著者:下村湖人
こちらの事情は何もかも知りぬいており、上京前には、運平老がわざわざかれのために「壮行会」を開いて剣舞までやって見せてくれたりしていたので、手紙を書くのにも気は楽....
軽女」より 著者:上村松園
し、松風を十三絃の上に起こし、さて、何を弾じようかと思案した末、内蔵助の私かなる壮行を祝して、 (七尺の屏風も躍らばよも踰えざらん。綾羅の袂も曳かばなどか絶えざ....
三国志」より 著者:吉川英治
」 「説客の意気、そうなくてはならん、では、早速に」 と、彼のため一夕、旺なる壮行会を設けて、江に送った。 蒋幹は、わざと、綸巾をいただき、道服をまとい、一....