壮途[語句情報] »
壮途
「壮途〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
壮途の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「火薬船」より 著者:海野十三
ている者もある。感激のなみだだ! 生ける屍となって、ひめられた或る使命のために
壮途につこうという虎船長以下は、はからずも臨検の海軍軍人からげきれいの言葉をうけ....
「月世界探険記」より 著者:海野十三
みをのんで死んだろうと思われる兄の霊を喜ばそうためだった。それだのに羽沢飛行士は
壮途を前にして、突然死んでしまった。ミドリの悲しみは、察するだに哀れなことだった....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
らせやがった」 追跡隊の人々は、面白そうに笑いあった。 ああ、川上機関大尉は
壮途半ばにして遂に南海の藻屑と消え去ってしまったのであろうか。その謎を包んだまま....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
なる人の染屋の垣の近くには、べつに、武蔵の通過を、かねてから待って、彼のために、
壮途を祝し、一|夕の宴をもうけて、また、彼の人間をも見ようとする姫路藩の人々が、....