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声帯模写
「声帯模写〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
声帯模写の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
うな次第でございます」 素六は、やっと、気がついた。保狸口という男は、地声か、
声帯模写かはしらないが、声だけ聞いていると、なんのことはない、放送局の杉内アナウ....
「艶色落語講談鑑賞」より 著者:正岡容
いなつかしいゆめ破られなかった頃のお話。 今では、わが友古川緑波の出現以来、「
声帯模写」と名を変えてしまったが、昔はもっぱら声色《こわいろ》。 もっと古くは....
「わが寄席青春録」より 著者:正岡容
である。この時古川緑波君、いまだ早大の学生服を着て来演、二十余名の活弁の物真似(
声帯模写という新名称を、同君はこの時もう考えているのだったろうか)を演じて大喝采....
「現代茶人批判」より 著者:北大路魯山人
喜ばれる常套語をもって、十人が十人紋切り型の交語が飛ぶ。それは声色の声色であり、
声帯模写のそのまた
声帯模写である。個性のひらめきを持ち合わさない人々、こんな習わ....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
、ラジオにもよく出るので私のガラガラ声が大衆の周知のものとなった。ラジオや寄席の
声帯模写にもしばしば私の声の声色が登場して苦笑している。徳川夢声氏と対談したとき....