売先[語句情報] » 売先

「売先〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

売先の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
金銭無情」より 著者:坂口安吾
せん。実にどうも、とんでもない手落ちで。なに、あなた、あれでどこへ売つちまつたか売先が分らなきや、話はそれなりになつたんですよ。万事ヤミの品物はたいがいそんな物....
子規居士と余」より 著者:高浜虚子
て任に堪えざるを。盲天寧ろ可ならんも盲目よく為し得べきや否や。 御申越によれば売先は予州にあらずして他国に在る由。これ最も可賀の事とうれしく存候。即ち予州は極....
とと屋禅譚」より 著者:岡本かの子
して、此頃頻りに手詰まって来た金の運転には暗い気持の中に嫌な脅えさえ感じられた。売先からの勘定は取れず、貸越し貸越しになり、それに引きかえ荷方からは頻りに勘定の....