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「壺屋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

壺屋の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
蒲団」より 著者:田山花袋
六時の神戸急行は乗客が多く、二等室も時の間に肩摩轂撃の光景となった。時雄は二階の壺屋からサンドウィッチを二箱買って芳子に渡した。切符と入場切符も買った。手荷物の....
青年」より 著者:森鴎外
に極めた。そして革包と膝掛とを駅夫に預けて、切符を買うことも頼んで置いて、二階の壺屋の出店に上がって行った。まだ東洋軒には代っていなかったのである。 Buff....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
※《りんね》だ。パリーの精神、偶然で子供を作り宿命で人を作るその悪魔は、ラテンの壺屋《つぼや》の車を逆さに回して、新しい壺を古代の壺にしようとしている。 五 ....
骨仏」より 著者:久生十蘭
げてくると、枕元へあぐらをかき、調子をつけてぐいぐいやりだした。 那覇の近くの壺屋という陶器をつくる部落の産で、バアナード・リーチの又弟子ぐらいにあたり、小さ....
五重塔」より 著者:幸田露伴
たり、さようなら行ってまいります、と肩ぐるみに頭をついと一ツ下げて煙草管を収め、壺屋の煙草入三尺帯に、さすがは気早き江戸ッ子|気質、草履つっかけ門口出づる、途端....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
ります。 次にこの島が生むものとして、忘れてならないのは焼物であります。那覇に壺屋という町があって、そこに多くの窯があって仕事をします。「南蛮」といって上釉の....