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「壺振り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

壺振りの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
て勝つときまったものではなし、ドコへ福がぶっつかるかわかりませんや」 いざやと壺振りが、勢い込んで身構えをする。 二三番するうちに、新入者がまた二三枚加わる....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
的作法ではあるが、下品のうちにも作法は作法、こうしたものかと見ていると、 「まず壺振りの芸当始まり――こうして諸肌《もろはだ》ぬぎの、本式は諸肌なんですが、ここ....
血曼陀羅紙帳武士」より 著者:国枝史郎
整理に努めているかと思うと、素裸体に下帯一つ、半紙を二つ折りにしたのを腰に挾んだ壺振りが、鉢巻をして、威勢のよいところを見せていた。正面の褥の上にドッカリと坐り....
狂歌師赤猪口兵衛」より 著者:夢野久作
何の気もない、あどけないお熊が、物心付く頃には、もはや立派なカラクリ博奕の名人、壺振りの見透しと言う恐ろしい腕前に仕上げたもので御座います。そこで継母のお艶は何....