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壺菫
「壺菫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
壺菫の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「草枕」より 著者:夏目漱石
依然として、うららかな春の日を受けて、萌《も》え出でた下草《したぐさ》さえある。
壺菫《つぼすみれ》の淡き影が、ちらりちらりとその間に見える。 日本の菫は眠って....
「天主閣の音」より 著者:国枝史郎
た。 梅が盛りを過ごすようになり、彼岸桜が笑をこぼし、艶々しい椿が血を滴らせ、
壺菫が郊外で咲くようになった。 間もなく桜が咲き出した。そうして帰雁の頃となっ....