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変節漢
「変節漢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
変節漢の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「李陵」より 著者:中島敦
ようとする者はない。口を極めて彼らは李陵の売国的行為を罵《ののし》る。陵のごとき
変節漢《へんせつかん》と肩を比べて朝《ちょう》に仕えていたことを思うといまさらな....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
も豹変するのではなくて、時代の趨勢を追うて行く思想の牧人と云った方がよく、まして
変節漢などの類ではないのだ。 彼が優れた独創家でない、ということは或いは当って....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
いたが)――自国民のうちにおいてさえ、自分らと同じ考えをしない人々を、外国人だの
変節漢だの叛逆《はんぎゃく》者だのと呼んでいた。また反新教徒らがいた。すべての新....