夏姿[語句情報] »
夏姿
「夏姿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
夏姿の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旅愁」より 著者:横光利一
仕合せこの上もないことだと思った。母の縮みの襟もとが清潔な厳しさで身を包んでいる
夏姿へ、彼は凭りかかるように反り、自分の永らく忘れていたのは、この母と父との労苦....
「一世お鯉」より 著者:長谷川時雨
の浴衣《ゆかた》を着た菊五郎が書生流に歩いて来ると、そのあとに楚々《そそ》とした
夏姿の二人。あっさりと水色の手柄――そうした感じの、細っそりとした女は細君の屋寿....
「寄席行灯」より 著者:正岡容
中が花籠に、二つ毬《まり》の曲《くるい》に興ぜば、梅坊主連のかっぽれは、深川育ち
夏姿、祭めかして懐しく、かてて馬楽トンガリ座の、若手新人熱演に、圓朝以来の芝居噺....