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夏安居
「夏安居〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
夏安居の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
らんとあった。これなかなかの卓見で仏教にも〈時に舎衛国に、比丘と比丘尼母子あり、
夏安居《げあんご》、母子しばしば相《あい》見《み》る、既にしばしば相見て、ともに....
「夜の靴」より 著者:横光利一
る最中だ。 私は道元禅書の中からノートヘ「夏臘」という二字を書き写した。叢林に
夏安居して修業したる年数をいう、と末尾に註釈がある。他に、 奇拝――(弟子の三....
「宝永噴火」より 著者:岡本かの子
され、息も詰まるばかりの緊張で宇宙のどこかに放たれ飛んで行った。 夏の初めから
夏安居に入って、破れ寺の瑞雲寺でも型ばかりの結制を行っていた。むかし釈尊時代に、....