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夏蚕
「夏蚕〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
夏蚕の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
に行き、到頭「四五人に月落ちかゝる踊かな」の趣は、此辺の村では見ることが出来ぬ。
夏蚕を飼う家はないが、秋蚕を飼う家は沢山ある。秋蚕を飼えば、八月はまだ忙しい月だ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
たか岩波文庫として出ました。お気づきでしたろうか? 面白いものね。 おひさは今
夏蚕が三眠からおきたところで田舎で大働きをやっている様子です。早くかえって来たい....
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
にしだいに希みを恢復いたしました。そして帰る日の朝には、宿の川向かいの貧しい家に
夏蚕を飼っているのを勤労の心地で眺めたり、宿の寡婦の淋しい身上話をしみじみと聞い....