夕山[語句情報] »
夕山
「夕山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
夕山の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「富士」より 著者:岡本かの子
て 「夕な夕な山を越して来る、鳥の数を数えなさったら」 といった。 男は秋の
夕山を仰いで、渡り来る鳥群に眼をつけた。 陽が西に沈むにつれ山は裾から濃紫に染....
「高山の雪」より 著者:小島烏水
n Hedin)の講演によれば、パミール第一の高山七千八百米突のムスタアグ・アー
夕山は、土耳古《トルコ》語で「氷雪白き山岳の父」という意味だそうである、同氏はト....
「茸をたずねる」より 著者:飯田蛇笏
れて散り散りに退散する。細雨をくだした秋天がいつの間にか晴れ渡っていたのである。
夕山風が古葉をふるわして樹々の間を掠めてくる。落つるに早い楓、朴、櫨の類は、既に....